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羽曳野市 出張買取専門店|他社で値段がつかない車も高価買取|買取!カーマッチ大阪羽曳野店

買取実績

🚗【羽曳野市】他社で値段がつかなかった車へ——

「過走行・年式が古くても、あきらめないでほしい理由」

羽曳野市で出張買取専門として動いていると、
本当にいろんな車に出会います。

新しくてピカピカの車もあれば、
年式が古く、走行距離が20万キロを超えた車もある。

でも、そのなかで最近特に多い相談があります。

それは──

「他社で値段がつかなかったんですけど、見てもらえますか?」

というお問い合わせ。

今日は、そんなお客様との出会いから
僕自身が感じたこと、学んだこと、そして“諦めないでほしい”理由を
ゆっくり綴っていきます。


■ 1|「もう廃車って言われたから…」と落ち込んだ声

その日は羽曳野市の古市。
朝方の少し冷えた空気の中で、お客様の家の前に伺いました。

60代の男性で、電話では少し疲れたような声でした。

「兄ちゃん、実はな…
 昨日、大手で見てもらったら“値段つかん”言われてん。」

玄関先でそう言いながら、
どこか申し訳なさそうに笑っていました。

案内された車は、
18年落ち・走行距離21万キロのセダン。

ぱっと見た瞬間、
「たしかに評価しづらい車やな…」
という気持ちと、

「でも、この車は“ただ古いだけじゃない”はず」
という直感が同時に湧いてきました。

実際、近づいて見ると
ヘッドライトの黄ばみ、
細かな傷、
シートの擦れ…。

でも、それ以上に目がいったのは

“きれいに掃除されている内装”
でした。

これだけで、
この車に対する愛情が感じられたんです。


■ 2|「ほんまに値段つかへんのかな…?」

その不安に寄り添いたい

査定を始めると、
男性がぼそっとつぶやきました。

「オイル交換だけは欠かしたことないんや。
 距離はいってるけど、無理してでも維持してきた。」

その一言だけで、
僕の中の査定モードが一気に変わりました。

その車が“どんなふうに生きてきたか”を
もっと深く知りたくなった。

僕は荷室、下回り、内装、エンジン音……
一つずつ丁寧に確認していきました。

すると、距離の割にエンジン音がとても綺麗。
車体のゆがみも最小限。

「めちゃくちゃ大事にされてましたよね?」

と伝えると、男性が照れたように笑いました。

「わかるか?
 兄ちゃん、よう見てくれるなぁ。
 昨日の店は5分で“廃車ですね”って言われてん。」

そこで男性は言いました。

「正直、ちょっと傷ついたんよ。20年以上乗ってきたのに、
 なんか“価値ゼロ”って言われたみたいでな…」

その瞬間、
胸の奥がぎゅっと締め付けられるような気持ちになりました。


■ 3|“過走行・古い車に値段がつく理由”は、確かに存在する

査定が終わって、ゆっくりと男性に話しました。

「たしかに数字だけ見ると、
 価値がつきにくいと判断されやすいです。
 でも、状態が良い部分、需要がある部分を
 ちゃんと拾ったら“値段がつく車”なんです。」

すると男性は、
信じられないような顔をして、

「ほんまに? そんなことあるん?」

と目を丸くしました。

実は、古い車や過走行車でも需要があります。

👉 海外輸出需要

日本車の耐久性は海外では“宝物”扱い。

👉 部品取り需要

古い車ほど「その型の部品がない」ため価値がつく。

👉 仕事車として再生利用

ハイエース、キャラバン、軽バン系は特に強い。

だから僕は、
他社で0円と言われた車でも、
必ず可能性を探します。

この男性のセダンも、
エンジンの状態や車体のゆがみの少なさ、
整備記録の丁寧さを評価し、

しっかり“価値がある”と判断できました。


■ 4|金額を伝えた瞬間のお客様の表情は忘れられない

「〇〇円で買い取らせていただければと思います。」

そう伝えたとき、
男性はしばらく黙って車を見つめていました。

そのあと、
グッと声を震わせながら言ったんです。

「……兄ちゃん。
 昨日の店で値段つかへんって言われて、
 ちょっと心折れかけてたんよ。

 でも……まだ価値あったんやな。
 ありがとうな。」

その言葉を聞いた瞬間、
僕も胸が熱くなって、
「やっててよかった」と心から思いました。


■ 5|“諦めない査定”ができるのは、出張専門だからこそ

店舗を持たない僕は、
一日の予定を“お客様に合わせられる”。

急がない。
流れ作業にしない。
話を聞く時間を惜しまない。

これが、
古い車・過走行車のように
“数字で判断されやすい車”にこそ大切なんです。

お客様の家の前で、
その方の人生の一部に触れながら査定できる。

これは店舗査定では味わえない、
出張買取専門だけの価値なんですよね。


■ 6|その日の夕焼けを見て感じたこと

夕方、道具を片付けて車に乗り込むと、
羽曳野の空はゆっくりオレンジ色に染まっていました。

その空を見ながら、
ふと今日のやり取りを思い返していました。

“廃車と言われた車でも、
価値があると言われるだけで救われる人がいるんやな”

そして気づいたんです。

僕の仕事は、
車に値段をつけるだけじゃなくて、
“持ち主の気持ちに価値をつける仕事”なんや
と。

古い車、
過走行の車、
他社で断られた車。

どんな車にも“物語”があります。
その物語を無視せず、
丁寧にすくい上げていくことが、
僕が大事にしていることなんです。

今日の夕焼けは、
まるでそんな気持ちを包み込んでくれるように見えました。

「また明日も、誰かの“諦めかけた車”を救えるように。」

静かにそう思いながら、
車を発進させたのでした。

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