他社で「0円」と言われた車、大歓迎です|値段がつかない理由と本当の価値を徹底解説
車を手放そうと思って査定に出したとき、
もっともショックが大きい言葉があります。
「この車、値段つかないですね…」
「0円です」
年式が古い車や走行距離が多い車に対して、
こう伝える買取店は少なくありません。
しかし、これは断言できます。
💡 “0円の車” は存在しません。
傷ついたり、故障していたり、古かったりしても、
車には必ず 残存価値(部品価値・国内外需要・再資源価値) が存在します。
羽曳野市・藤井寺市・松原市・柏原市・富田林市・八尾市、
太子町・河南町・千早赤阪村、
そして奈良の香芝市・広陵町・王寺町エリアでも、
「他社で0円だった車が数万円になった」
「廃車費用と言われたのにプラス査定になった」
そんなケースは珍しくありません。
なぜ、他社では0円と言われてしまうのか?
本当に価値がないのか?
どうすれば損をせず売れるのか?
この記事では、
0円査定の裏側と、本当の価値を知ってもらうための知識 を徹底解説します。
■ 1. なぜ他社では「0円査定」になるのか?
まずは、なぜ多くの買取店が “0円” を出すのか。
その背景には、いくつか明確な理由があります。
① 店舗の利益構造が「再販できる車だけ」に偏っている
大手買取店の多くは、
再販価値の高い車を中心に買い取ります。
つまり…
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古い
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走行距離が多い
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傷・凹みが多い
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故障している
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車検切れ
こうした車は 再販利益が出ないため、0円査定になりがち です。
② 店舗側に「輸出ルート」「部品流通」がない
実は、日本で再販できない車でも
海外では需要があるケースが多いのです。
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トヨタ車
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軽バン・軽トラ
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ミッション車
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過走行車
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古いSUV
しかし、これらの海外ルートを持たない店舗は
価値を見出せず「0円」と判断します。
③ 車両の”部品価値”を査定できない店が多い
古い車でも、部品としては価値があります。
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エンジン
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トランスミッション
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ドア
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バンパー
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ホイール
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カーナビ
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シート
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コンプレッサー
これらは中古パーツとして販売されます。
しかし、部品ルートを持たない買取店は
「売れない=0円」と判断します。
④ 担当者が経験不足で判断できない
査定スタッフの知識量で、買取額は大きく変わります。
経験が浅い査定士ほど、
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年式が古い → 低評価
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過走行 → マイナス
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傷 → 大幅マイナス
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故障 → 即0円
と短絡的に判断しがちです。
■ 2. “0円と言われた車” にも価値がある理由
では実際に、どんな車が価値を持つのか。
ポイントを6つにまとめました。
① 海外需要が高い車種がある
たとえば…
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20年落ちのハイエース
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30万キロ走ったプロボックス
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サビが多い軽バン
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車検がない古いワゴンR
日本では売れなくても、
海外では「壊れても直せる」「パーツ取りできる」として需要が高いのです。
② 部品として価値がある
エンジンだけでも数万円になることがあります。
特に人気なのは…
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ハイエース
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プリウス
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軽バン(エブリイ・ハイゼットなど)
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SUV(ランクル・パジェロ)
古い年式の車でも、
一部のパーツだけで高値がつくことがあります。
③ 鉄・アルミなど資源価値がある
廃車に見える車でも、
鉄・アルミ・触媒(マフラーの部品)には資源価値があります。
触媒は特に高値で、
触媒だけで数万円になることも普通 です。
④ 動かなくても買取できる
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エンジン故障
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車検なし
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長期放置
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バッテリー上がり
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タイヤパンク
こうした車でも、
レッカー引取し価値を査定できる仕組みのある店なら買えます。
⑤ 車種・年代によって「希少車扱い」になる
古い車にもブームがあり、
市場が動くと急に価値が上がることがあります。
特に…
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90年代セダン
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古い軽の特別仕様
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低走行の古車
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MT車
今、海外人気で高騰しています。
■ 3. 0円査定と言われたときに絶対してはいけないこと
ショックを受けた状態で焦って手放すと、
結果的に損をしてしまうことがあります。
以下の行動はNGです。
①「どうせ0円ならどこでもいい」とすぐ売る
実は一番もったいないパターン。
本来数万円になる車を0円で渡してしまうケースが多いです。
② 廃車費用を払ってしまう
廃車費用を請求してくる業者もいますが、
廃車でも価値があるため
本来は費用は不要。むしろプラス査定になることもある。
③ 査定士の知識不足を信じてしまう
0円と言われても、
本当に価値がないわけではありません。
■ 4. どんな車が「0円からプラス査定」になりやすい?
過去の事例をもとにまとめると…
① 20年以上前の車、余裕でプラス査定になりやすい
ハイエース、プロボックス、軽バンなどは特に強い。
② 10万〜30万km走行でも価値は出る
エンジン部品・輸出需要が高い。
③ 傷だらけ・ボコボコでもパーツ価値あり
外装が悪い=価値なし ではありません。
④ 事故車・不動車でもOK
部品需要の高い車は、事故車でも買い取れます。
■ 5. 損をしないために「やるべきこと」は2つ
① 必ず“0円ではない査定基準の店”を選ぶこと
ポイントは以下です。
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輸出ルートを持っている
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部品流通ネットワークがある
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古い車の評価が得意
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過走行でも歓迎と明記している
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0円と言わない方針の店
② 複数の価値(国内・海外・部品)を見てくれる店に依頼する
車の価値は 一方向では判断できません。
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国内中古車市場
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海外輸出市場
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部品市場
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資源市場
これら4つを見ることで
はじめて“本当の価値”が出ます。
■ 最後に|「0円」と言われた車こそ価値があります
長く乗ってきた車に0円と言われると、
まるで価値がないように思えてしまいます。
しかし、それは 査定した店の都合の評価 であって、
あなたの車の価値そのものではありません。
古い車でも、傷が多くても、走行距離が伸びていても…
車には必ず価値があります。
「0円と言われた車ほど、実は価値が残っている」
これは現場で何百台も見てきた経験から断言できます。
大切に乗ってきた車だからこそ、
最後まで丁寧に扱われ、正しく価値を評価されるべきです。