「交通事故率と車の色の関係」
1 青 25%、2 緑 20%、3 灰色 17%、4 白・クリーム色 12%、5 赤・マルーン色 8% 、6黒 4%、7 ベージュ・茶色 3%、8 黄・金色 2%、9 その他 9% (出典:Eric P. Danger "Using Colour to Sell,"1968)
交通事故に遭った車の色を分析してみると、上述のように、青が最も事故を起こす確率が高いというデータが出たそうです。
ところで、なぜ青の車は要注意なのでしょうか?これは、色彩理論で解明できるそうです。
たとえば、赤、黄、オレンジといった暖色系と、青、青緑などの寒色系の同じ大きさの色紙を並べて、少し離れたところから、この色紙を見比べてみると、暖色系の色紙は寒色系の色紙よりも大きく浮き上がって見えるように感じます。
つまり、人間の目には暖色系の色は膨張して映り、寒色系の色は縮小して見えるので、前者は実際の位置よりも近くにあると感じ、後者はより遠くに感じてしまうのだそうです。
車の場合も同じで、赤と青の車が前を走っていたり、止まっていたりすると、青い車の方が遠くにあるものだ、と錯覚して、つい車間距離が短くなってしまうために、青い車は追突される率が高くなるという結果になるようです。
追突に巻き込まれるのを避けるのは暖色系の車を選ぶと良いのですね。