車輛にカラスの糞が多く付着していたので上を見上げると、電線が車の上を通っていて、さらに電柱が塀のすぐそばにありました。
電柱の変電気？の上に針金やらハンガーやらが塊が出来ていました。
しばらくすると、カラスがその塊に飛んできたので、きっと巣であろうと推測。
お客様に対し、『電力会社に報告すれば直ぐに撤去してくれてます。カラスが再来しないよう薬物を塗布してくれるはずです』と提案。
グーグルで調べ代行し連絡して差し上げ、２時間後に電力会社の高所作業車が到着。
無事撤去となりました。推測の通り塊はカラスの巣で、中にはカラスの子供が数匹。
お客様が殺さないでどこかに移動できないかと相談したところ、電力会社の方は
『もちろんそうさせていただきますのでご心配なく』とのこと。
私もお客様も安心して任せることが出来ました。
鳥の糞は酸性のため車の塗装を溶かします。
このお客様の車もルーフやボンネットに塗装の溶け跡が無数にありました。
同じ時間に査定に来ていた同業者は、その場では決めないとのお客様のご意向に応えず、幅を持たせた予想のような買取相場を伝えて先に退場していました。
恐らく、今見えている状態を基に算出しているのでしょう、私の予想相場よりも安い金額が提示されていました。
結局、カラスの巣のせいでお値段の提示は私が最後となり、普段通り他社の金額を聞くことなく提示した結果、幸いにも一番高いお値段をお伝えすることが出来ました。
荒れた塗装はポリッシャーでキレイに整えることが十分可能と判断し、仕上がった姿を予想し算出したことで、お客様もご納得の金額がお伝えできました。